ブリーダーがPRA(進行性網膜萎縮症)の遺伝病検査をしているか?

 

生体価格の安さを理由に購入することや、お顔が可愛いからと衝動買いは要注意です。

PRAは遺伝病ですので、両親犬がPRAの検査をしていて、ノーマル犬とキャリア犬でしたら、問題ありません。

 

ノーマルはその名の通り正常ですが、キャリアもノーマルと同様に生活していくうえで目に異状を来すことはありません。

キャリア犬とキャリア犬の交配は、子犬がPRA(進行性網膜萎縮症)の発症リスクが高いので好ましくありません。

 

キャリアの父とキャリアの母を交配すると4分の1の確率でアフェクテッド(将来的に失明してしまう)子が産まれてしまいます。好ましくない交配(するべきでない)ダメダメ

 

ノーマル〇     キャリア△     アフェクテッド×繁殖ダメ

 

ノーマル犬とキャリア犬の交配はOKですが、産まれた仔犬を交配する時は、必ずノーマル犬と交配。

 

アフェクテッドは、交配犬として使ってはいけない。ダメダメ

 

PRAが発症しないよう両親の遺伝子検査をしております。両親クリアから生まれた子は必ずクリアとなります。

また片親がキャリアの場合はキャリアあるいはクリアが生まれてきます。どちらの場合も発症はしません。

 

遺伝子検査結果の見方について

遺伝病は、両親またはそのどちらかから受け継ぎます。両親のどちらも「遺伝病の原因遺伝子を持たない」個体であれば、理論上は、その子も遺伝病の原因遺伝子を持たない個体となります。
遺伝子検査の結果は、検査項目(遺伝病)ごとに「クリア」「キャリア」「アフェクテッド」の3種類で表示されます。
該当の検査項目(遺伝病)が発症する原因となる遺伝子を持っていない場合は「クリア」、半分だけ持っている場合を「キャリア」、確実に遺伝病の遺伝子を持っている場合を「アフェクテッド」といいます。
「クリア」「キャリア」の個体の発症リスクはありませんが、「キャリア」の子犬で繁殖を行う場合、注意が必要です。
ブリーダーから購入した子犬での繁殖をお考えの場合は、事前にブリーダーより説明を受けるようにしてください。

膝蓋骨内方脱臼/ 外方脱臼 Medial/ Laterall Pattellar Luxation

膝蓋骨脱臼とは?

膝蓋骨が大腿骨遠位にある滑車溝から内方もしくは外方に脱臼する疾患です。

発生の7080%は内方脱臼で、その発生の多くはトイプードルやチワワ、ポメラニアン等の小型犬です。大型犬における発生もみられます。

外方脱臼はラブラドールやゴールデン等の大型犬で多くみられますが、小型犬における発生もみられます。

どのような症状?

膝蓋骨脱臼のグレードにより症状は様々ですが、そのほとんどは間欠的な跛行を呈します。患肢を曲げたまま数歩歩く、歩き始めにスキップをする、脱臼した膝蓋骨を元に戻そうとして後肢を伸展させてケンケンする等の症状が見られます。グレード4になると、重度の跛行を呈することが多くなります。

グレード1      指で押すと脱臼するが、指を離すと元に戻る。

普段の生活の中で自然に脱臼することはない。

グレード2      指で押すと容易に脱臼するが指を離しても自然には元に戻らない。

普段の生活の中で自然に脱臼することがあり、元に戻ると跛行がおさまる。

グレード3      普段から脱臼したままで、指で押すと正常な位置に戻せるが、指を離すと脱臼した位置にもどる。

 

グレード4      普段から脱臼したままで、指で操作しても正常な位置にもどせない。

 

交配犬として使うのは、自覚症状のないグレ-ド1まで、2~4は交配向きでない。

 

上記の書き込みは、ココヨ-キ-タケモリの基準です。